大動脈瘤と脳動脈瘤

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大動脈瘤と脳動脈瘤

動脈硬化によって引き起こされる病気について説明します。

 

「動脈瘤」という血管の異常は、遺伝以外でおこる場合動脈硬化が背景になることが多くあります。血管壁が多いに障害されている人はリスクです。

 

また、動脈硬化によって血流の乱れ、高血圧が進行することで、小さかった動脈瘤の進行が早まってしまいます。ここで、動脈硬化によって発生リスクの高まる「動脈瘤」について詳しくみてみましょう。

 

「動脈瘤」とは、動脈にできる「コブ」状のふくらみのことをさします。
様々な血管にできます。破裂すれば大出血をきたし死亡することもまれではありません。

 

このなかでも、脳動脈瘤は近年話題となっている「くも膜下出血」の原因となり重要な概念です。そもそもくも膜下出血は40代50代の壮年期に多く発症し、1/3が即死するといった悲惨なエピソードをたどることも多く、芸能人の事例などで報道されやすい病気でもあります。

 

脳にできた小さな動脈瘤は、年単位で少しずつ大きくなり、数十年で破裂の危険があるほどに成長することが多いです。血管の脆弱性は遺伝もあるため、家族歴のある方は注意を要します。

 

また、高血圧では血管への負担が大きく、動脈瘤の成長が早いとされています。破裂するまでに、検診で偶然見つかったり、脳神経症状を来して見つかれば破裂予防の治療をうけることができます。運悪く、発見されずに破裂すると1/3は死亡、1/3は後遺症が残るといわれています。

 

「くも膜下出血」は突発性の病気であるため、日頃の血圧コントロールや正常な血液データを維持することでリスクを減らすことで不安要素を減らすことができるかもしれません。

 

また、血液検査等の健康診断のほかに、脳ドッグ等で脳血管の状態を診察してもらうのも良いでしょう。高脂血症、動脈硬化はありふれた病気ではありますが、油断していると大きな病気を招くことになるため普段の生活を見直し、定期的な健康チェック、生活習慣の改善が大切になります。

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